【中国語の落とし穴】「本來」「原來」「原本」- 違いを説明できますか?

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Diana
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大家好!台湾留学生のDianaです。

中国語には意味は似ているけど、使い方やニュアンスが違う単語が沢山ありますよね。

例えば、「適合」と「 合適」、「稱讚」と「 讚美」などなど。

詳しく違いを説明してくださいと言われたら、「ドキッ」とするのではないでしょうか?

今回は、「元々」と言う意味で使われる「本來」、「原來」、「原本」、この3つの違いを勉強していきましょう!

この3つを使い分けできたら、中国語上級者レベルです!

Diana
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今回の記事はこんな人におすすめ!

・中国語を深く理解したい
・表現力を強化したい

それでは、どうぞ!

【本來】běn lái

「本來」は「元々」と言う意味があります。

ニュアンスとしては、元々するつもりだった事があったが状況が変わってしまった時に使います。

それでは例文と見てみましょう!

【例文1】

 我本來想要在那個咖啡店打工,但是已經倒閉了。

(私は元々あのカフェでバイトをしたかったが、閉まってしまった。)


【例文2】

我本來不喜歡吃辣的東西,但去台灣之後愛上酸辣粉了。

(私は元々辛い食べ物が好きではないが、台湾に行った後酸辣粉を好きになった。)

過去と現在で状況が変わっているのがポイントです。

【原來】yuán lái

「原來」も「元々」と言う意味で使われますが、使い方が3通りあります。

例文と共に見てみましょう!

1)元々

1つ目の使い方は、「元々」という意味です。先程習った「本來」と同じ使い方です。

【例文1】

 我同學原來住在東京,現在搬到台北去了。

(私の同級生は元々東京に住んでいたが、今は台北に引っ越して行った。)


【例文2】

我原來以為妳會很快就來的。

(私は元々あなたは早く来ると思っていた。)

2)元々(発見)

2つ目も「元々」と言う意味ですが、話し手が会話中に新しい発見をし、納得した時に使われます。1つ目の使い方と微妙にニュアンスが違うので気をつけましょう!

【例文1】

原來小美是台灣人,難怪她的中文這麼好。

(小美は台湾人なのね、道理で中国語が上手なわけだ。)

3)なるほど

3つ目は、「なるほど」と言う意味です。「 原來」 +「そのように」と言う意味の「如此(rú cǐ)」をつけて表現します!

【例文1】

原來如此

(なるほど)


【例文2】

原來是這樣啊

(なるほど、そうなんだね。)

Diana
Diana

この表現はよくネイティブの方も日常的に使うので、覚えていたら便利ですよ〜!

【原本】yuán běn

最後に「原本」です。こちらも「元々」という意味で使われますが、「元々計画していた事があったが、それを果たせなかった時」に使います。少しマイナスの要素があります。

【例文1】

原本我要去台灣,但是因為我現在拿不到簽證,不能入境台灣。

(元々私は台湾に行かないといけなかったが、ビザを取れないので台湾に入国できない。)


【例文2】

原本我要道歉,但她卻跟我道歉了。

(元々私が謝らないといけないのに、彼女が私に謝罪した。)

まとめ

今回は意味が微妙に違う単語「本來」、「原來」、「原本」を紹介しました。

最後にニュアンスを確認をしておきましょう!

本來:過去と現在で状況が変わった時

原來:①「本來」と同じ使い方 ②新しい発見をし、納得した時 ③なるほど

原本:計画をしていた事を実現できなかった時

ここで紹介した使い方はごく一部なので、実際に使ってみてニュアンスの違いへの理解を深めていってくださいね!

Diana
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それでは、次の記事でお会いしましょう!再見!

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